兵器道楽

兵器に関する古い時代の本を読んでいます。

科学朝日 2604年8月1日号「戰車の電氣裝備」(電気戦車の登場)を読む

ガールズアンドパンツァーやWorld of Tanks、そして日本戦車が実装されたWarThunderに便乗し、太平洋戦争中の資料より戦車の諸設計について書かれた"科学朝日2604年8月号「戰車の電氣裝備」"を紹介する。なお詳しくは割愛するが「ガールズアンドパンツァー」とは、大洗町を舞台に女子高生が第二次大戦の戦車に乗って戦うをするスポ魂アニメであり、TVシリーズ、OVA、そして劇場版が公開されている。

www.youtube.com

この本の当該記事は日本陸軍の中尉によって書かれたものであり、英米ソ独の誇る戦車の設計と今後の技術の在り方について触れている。記事にはき米"シャーマン将軍"、英"チャーチル"、ソ連"T三四"、ドイツ"虎" "フエルヂナント"など今日でもよく知られている戦車のイラストと内部図が載っている。戦車がより強大化していく一方で、搭載する電装品も重要な使命を帯びており、エンジンスターターから砲塔モーター、計器類、車内電話、通信機をはじめとして冷暖房やジャイロコンパス、スタビライザー(安定装置)等がすでに必須品であることを力説している。

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また、将来的には「ノクトヴィジョン」「ヴラウン管」「レーダー」を搭載することで昼夜を問わず高い戦闘力を発揮しうる車両が登場すると同時に、搭乗員は装置に対する知識取得も必要 という未来予測まで書いてあった。(そしてそれは現実となる)ちなみに彼いわくそういった将来の戦車は「電気戦車」とすら呼べるものであるらしい。

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なお、例にもよって「日本の戦車が他国より遅れている」や「日本が技術で負けてしまう」とはどこにも書いていないのは当局の意向を反映しているといえよう。別のページには、九州に墜落したB29の話が載っていたりするし、この本が世に出たころにはグアムで日本守備隊が玉砕したころでもある。

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こういった真面目な歴史的書籍を、好きな映画やゲームの布教ないし攻略ツールとして使える時局に感謝しなくてはならない・・・かもしれない。

航空朝日2605年6月号(大型機について/ロッキード・コンステレーション/その他海外航空事情)を読む

(お断り:今回の更新は時局柄、短縮版となります)

戦時中の暮らしを後世に伝える「兵器生活」というサイトがある。その中に、終戦直後に作られたある写本のハナシが載っており、あまりにも気になってしまったので元の本(航空朝日S20年6月号)を取り寄せた。

http://www.warbirds.jp/heiki/180000.htm

特集「高高度機の装備」については、B29の性能は優秀な電気装備に担保されている点を旧型機と比較した解説であったのだ。大型航空機は製造国がもつ重工業力が問われ設計において悩まないようにするためには精神力を要するという話である。残りの「ドイツ軍の無条件降伏」「光芒」(戦死した朝日新聞航空部メンバーへの随筆)「新型輸送機コンステレーションの飛行記録」、そして海外ニュース欄より「英米の噴流推進機熱」、「過剰機の民間への引き渡し」が強烈であった。改めて 大戦末期にこれだけの海外事情がどのようにして日本に持ち込まれたか、実に不思議である。(スイスの日本大使館が集めていたのだろうか)

 

ちなみに裏表紙ネタだが、遊園地の宣伝が載っている傍に資源の節約を求めるメッセージがある。そういえばグンゼって下着メーカーだけど飛行機部品も作っていたんですね。

 

さて、写本の作者がドイツ軍の終焉とコンステレーション機に対してどのような感情を抱いていたかは読者の想像に任せる。

 

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追加情報:真偽は不明ですが「あやめ池科学広苑」は8月15日も営業をしていたらしいです.. 

つづく

航空朝日 2605年4月号 "大型爆撃機必勝論" "噴流推進機関" "最近の海外航空事情" を読んで

投票の結果を鑑み、今回は"大型爆撃機必勝論"を中心に取り上げる。

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さて、3月10日の東京大空襲により10万人を超す犠牲者が出たといわれるなかで書かれたのが本コラムである。(と思う) しかしながら、この記事は単に大型爆撃機の優勢をアッピールするだけではなくなんと本土決戦についても書いてあるという衝撃的なコンテンツであった。以下抜粋。

「緒戦の大勝、ガダルカナル以来の生産競争物量戦、サイパン以来は戦局不振 押され気味とはいえ、義忠特攻隊の勇士や鬼神も如く硫黄島の出血作戦と、段階は次第に進んで日本は最後の勝利を確保するまでねばりと頑張りで驕米を打倒しなければならぬ。」

「重大危局を急速に打開し、聖戦目的を完遂するためには、現在の構想水準より甚だしく跳躍する斬新な画期的新構想以外に道はない。世界中皆やっていることをやったのでは勝ち目はない。列国の未だ想像外にあることを断行することに必勝の妙締が存在する。」

要求スペックは「攻撃半径 8500キロ、爆弾搭載量 20トン、速力 敵戦闘機に劣らず(700キロ)、防御力 有力なる銃砲と装甲板」を持つ6発エンジンの航空機らしい。ちなみにB-29の最大爆弾搭載量は9トンである。仰々しい文章が並ぶが、これらの文章は元空母赤城副長であり当時の議員「松永寿雄」によって書かれたものである。しかし、これだけでは終わらない。

「アメリカは大型戦索をとり、日本は最も不利な小型戦索を堅持して来たから現在の苦戦は当然の結果である。いまや日本は米英の大型機をもってする大規模反攻に直面し、決戦体制の再建に迫られている。近眼者流の輩はいまレイテが危ない、硫黄島へ200機もやりたいと眼前の一小局地に夢中となり、一国の大計を誤ることがある。

「日本空襲可能の飛行場を爆破してしまえば危害を除去しうるのであって、空中戦により数千、数万の敵機を叩き落すことは不可能だが、その出発する基地や母艦を爆破することは大型機数百を得れば実行可能である。」

さて、こういった飛行機をどのようにして作るのだろうか。

「B29でさえ5年かかったのだからそんな大型は容易にできないだろうと心配するものあるが、国家を救うための非常手段でやれば設計試作に1年、吾人の要求する450機を作るには2年目で十分である。その間敵機がどんなに来襲しようとも、上陸作戦で来ようと、山腹に横穴を掘って頑張るくらいの覚悟なら絶対に滅びる国ではない。 レイテ島や硫黄島の守備戦力に限度はあるが、日本本土の倍は上陸する敵の何倍でも何十倍でも防御兵力を増強できるから、その間に横穴を掘って大切な技術者や工員や工作機械を疎開し、地下でどんどんこの大型の製作を進めればよいわけである。

だそうである。久しぶりに我が国お得意の感情/精神論を見ることができた。そういえば、山腹に基地を作るといえばエリア88を思い出さざるを得ないが、2年間も山にこもる間の食料や燃料の確保は大丈夫なのだろうかと心配せざるを得ない。本土決戦が実行に移されなくて本当に安堵した。

さて、次のコラムが大型機とジェット機である。

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歴代の各国大型機の歴史と発展を触れており、航空機の歴史そのものを取り扱っているに近いとおもう。

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こちらがジェット機の資料。

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こちらも、(感情論を排して)ジェットエンジンの種類や原理、噴流推進機の歴史に触れており、非常に参考になる。なんと最新鋭のMe262機の戦果まで報道しているぞ。

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さて、お気づきだろうか。この本は最新の大型機と最新のジェット戦闘機理論について触れているのだ。

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こちらはアメリカで使われている地上訓練機材の写真だ。平たくいえば最初期のフライト・シミュレーションである。

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最近の事情を伝える海外ニュース欄。P80 流星なら戦闘機のロールアウトが報じられているが、写真は未公開らしい。お前はF-117か。新型機というのは色々と機密指定が厳しいのかもしれない。

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さて、色々とウィキペディアのように役に立つ歴史と解説が載ったこの本であったが、恐ろしいことに本体は「糸」で縫って修復されている。GHQによる、航空禁止令の中で「聖典」のよるに裏で取引されていた書物なのかもしれない。 たぶん。

なお巻末には飛行機西宮航空園の宣伝が載っている。(時局に鑑みて画像はありませんがググったら出る)が、メッセージの「一機一艦」なる四文字が特攻のことを想起させる気がしなくもない。

 

さて、アメリカでは大型爆撃機B-21が開発開始されるそうである。

明日の戦略爆撃・噴流推進型航空機はどのようなものになるのだろうか。

航空朝日 2605年3月号 "B29設計の検討" "米空軍は何を爆撃するか" "最近の海外航空事情" を読む

投票の結果に鑑みて今回の調査はB29特集と致します。

というわけで航空朝日 昭和20年の三月号を引っ張り出してきた。

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この表紙スタイルは1944年の3月から始まった白黒刷りのものである。以前は表紙が総天然色であったが、今回はどう考えても資源が欠乏しており、悲壮感を感じずにはいられない。早速中身を確認する。

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「B29が飛んでいるのをみて、敵ながら美しいとか清楚という人がいる。それに対して筆者は意義を申し立てたいと思う。(中略) B29の美しさも、結局は有機ガラス製品の感じでしかないのだ。それをいつの間にか形態まで美しいと、錯覚を起こしているのである。」  

上部のイラストと強烈な文章に頭がクラクラする。しかしながら、中身は非常にまじめな文章が続く。諸元性能(推測を含む)やB17、ストラトクルーザー機(ボーイング製亜成層圏輸送機) との比較を経て特徴を冷静に分析している。

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翼幅、全長、翼面積、主翼縦横比、プロペラ直径、エンジン、重量とその配分が載っている。また空力特性と燃料効率、主要戦術に関する考察もされており大衆向け雑誌としては珍しく感情論や精神論からは距離を置いている。(筆者は東大准教授といった事情も絡んでいるのだろうが)

「正規全備50~55トンは妥当であり、60トン或いはそれ以上の過重重量での運用は強力なフラップによって離陸速度を下げるか補助ロケット推進で推力を増加するなどの方法を用いらなければ到底実用にならないと思われる。全備重量、燃料搭載量、空力特性、プロペラ効率、燃料消費率 これらが分かれば航続距離を計算できる。(中略)一万メートル内外の高高度で侵入してくるのは、わが軍の防空戦闘機の激しい攻撃を避けるために他ならぬ。おそらく、マリアナ基地から本土に至るコースの過半は3~4000メートルで飛行し、本土に近接するとともに高度を上げてくるのではあるまいか。」

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(第十七ページの図)

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日本がほとんど作れなかった過給タービンのはなし。

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航続距離の延長を可能とする落下燃料タンクのはなし。

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タイム誌の転載記事と米軍の目標選定に関する話。 

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巻末の海外飛行機ニュース。Ju-88の改良型、英6トン爆弾(トールボーイ爆弾)などのニュースが載っている。

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裏表紙。あやめ池遊園地(関西の知り合いは知らないといっていたが)、マツダランプ 東芝グンゼ、わかもと 。「回覧で活用 一冊を百冊に」なんて書いている。"昔は本が貴重だった"を地で行く情勢ゆえに借りパクされた人も居るのではないだろうかと心配してみる。(200の鉛筆書きは買い取り価格か)

 

以上、大戦末期の軍事雑誌を読んでみた。本号は珍しく極めて真面目なことが書いておりいい意味で期待を裏切られてしまった。もっとも家で飲酒をしながら翌月の"大型爆撃機必勝論"やダグラスB-19、ストラトライナー亜成層圏輸送機の資料と併せて読むことが出来るのは現代人の特権に違いない。

 

さて、奥付には昭和20年3月1日発行と書いてある。 10万人以上が犠牲になった東京下町大空襲が起きる直前の話であることは歴史の皮肉なのだろうか。

航空朝日 2603年9月号 "最近の海外航空技術(1)"を読む

困ったときの航空朝日ネタ^q^

と、いうわけで神奈川県から紆余曲折を経て手元に来た雑誌を読んで見る。

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表紙はP-40ウォーホーク。このころには「発展の余地が乏しい」という評価だったそうな。(後日への伏線です)

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巻頭グラビアの新型機紹介。ロッキード・コニーとスピットファイアシリーズの写真。

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特集記事は各種新型の航空艤装について。過給タービンを装備した米製エンジンならびにスピットファイアvsBF109みたいな話。ドイツ製機関砲に関する話。

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こんな文書を読んでいたら確実にWarThunderしたくなる。 うん。

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英米独の新型機紹介。DC-4は太平洋戦争終結後、日本航空の主力機体として採用されていたりする。ちなみにANAはビッカースバイカウント、コンベアを採用したそうな。

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今後の航空機のあり方に対する対談。「全盛期は戦後に」という言葉に歴史のアイロニーを感じる。そして全くその通りとなった。(と思う)

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裏表紙の広告欄。東芝マツダランプと遊園地の広告。電球を買いに行くときは古電球との引換らしい。嫌な時代である。笑

 

以上、ざっとした紹介である。表紙にP-40を持ってきたわりに、中身はスピットファイアとBf109だった。なんてこった。 これが俗にいうジャケット詐欺か。

 

それでは👏

航空朝日 2604年7月号 -B24型爆撃機の取扱説明書- を読む

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ちょっと前の映画で「不屈の男 アンブロークン」というアメリカ兵捕虜を題材にした映画がありました。さて、先日入手した雑誌「航空朝日」に主人公が乗っていた戦略爆撃機B-24 リベレイターの説明書の邦訳が発掘されたので上げたいと思います。

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B-24はB-17とB-29の中間に位置する戦略爆撃機らしいです。コンソリデーテッド社により生産され、柿の種やばかうけ大型トラックのような雰囲気を漂わせています。

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様々な図が載っているようです。大型爆撃機を多数製造するアメリカの工業力について考えさせられます。

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グラビアと表紙裏の広告。チハ戦車だと思われます。

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特集その2。対空挺部隊作戦の話。この時代は輸送ヘリコプターなんてなかったので、密林地帯に飛行場を建設したり、輸送機からグライダーを牽引することで輸送量を増やす手段が講じられた。

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特集その3。墜落したB-29。6月17日の北九州への空爆のレポート。

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巻末 最近の海外航空事情コーナー。ルーデル少佐、P47戦闘機、新型ワイルドキャットについて報じている。

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裏表紙広告。東芝 マツダランプの「電球や笠の埃を拭うと、明るさが二倍にも三倍にもなります」が哀愁を誘う一方、非常時においても遊園地が営業しているという点が驚きです。

大戦の末期ごろですが、B-24、B-29、ワイルドキャット、DC-7 輸送機など色々解説していて実に濃い一冊でした。

それではまた今度。

航空朝日 2603年5月号 -続 鹵獲敵機の研究- を読む / ボーイングB-17について

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文明対決シミュレーションゲームシヴィライゼーション」の最新作が出るらしい。

小生のようにミーハーな人間にとっては、CiV=B-17のイメージが割とあるし、実家よりお楽しみコンテンツが届いたのでB-17のことが載っている例の本を取り上げ〼。(困ったときの雑誌ネタ)

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公式がクソコラ。どんな機種かわかるかな。

 

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グラビアは零戦とB-17D/E型。

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目次。半年前に比べて薄くなった模様である。

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三面図、兵装について

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主翼内部のスケッチ。非常に細かい。

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裏表紙は電球と博物館の宣伝。共同印刷によって印刷されたらしい。

このほかに、鹵獲機体の主脚構造図や南半球に駐屯する部隊のインタビュー、轟沈する空母ワスプの話が載っている。興味深いのは、単なる提灯記事のみならず、B-17の設計の優秀さを取り上げてつつ日本軍部を暗に批判する内容が載っていたり、表紙のクソコラが懸賞のお題になっている点である。

飛行機ファンは非常事態下にあっても、遊び心を忘れないということなのだろうか。

 

 

21世紀人の人情として、こういったものを見ているとWarThunderとかCiv提督の決断をやりたくなりますよね..