兵器道楽

兵器に関する古い時代の本を読んでいます。

航空朝日 2604年7月号 -B24型爆撃機の取扱説明書- を読む

youtu.be

ちょっと前の映画で「不屈の男 アンブロークン」というアメリカ兵捕虜を題材にした映画がありました。さて、先日入手した雑誌「航空朝日」に主人公が乗っていた戦略爆撃機B-24 リベレイターの説明書の邦訳が発掘されたので上げたいと思います。

f:id:gaishoubu59blog:20160521153540j:plain

f:id:gaishoubu59blog:20160521151903j:plain

B-24はB-17とB-29の中間に位置する戦略爆撃機らしいです。コンソリデーテッド社により生産され、柿の種やばかうけ大型トラックのような雰囲気を漂わせています。

f:id:gaishoubu59blog:20160521152151j:plain

f:id:gaishoubu59blog:20160521152209j:plain

様々な図が載っているようです。大型爆撃機を多数製造するアメリカの工業力について考えさせられます。

f:id:gaishoubu59blog:20160521152320j:plain

f:id:gaishoubu59blog:20160521152341j:plain

グラビアと表紙裏の広告。チハ戦車だと思われます。

f:id:gaishoubu59blog:20160521152423j:plain

特集その2。対空挺部隊作戦の話。この時代は輸送ヘリコプターなんてなかったので、密林地帯に飛行場を建設したり、輸送機からグライダーを牽引することで輸送量を増やす手段が講じられた。

f:id:gaishoubu59blog:20160521152614j:plain

f:id:gaishoubu59blog:20160521152705j:plain

特集その3。墜落したB-29。6月17日の北九州への空爆のレポート。

f:id:gaishoubu59blog:20160521152820j:plain

f:id:gaishoubu59blog:20160521152844j:plain

巻末 最近の海外航空事情コーナー。ルーデル少佐、P47戦闘機、新型ワイルドキャットについて報じている。

f:id:gaishoubu59blog:20160521153111j:plain

裏表紙広告。東芝 マツダランプの「電球や笠の埃を拭うと、明るさが二倍にも三倍にもなります」が哀愁を誘う一方、非常時においても遊園地が営業しているという点が驚きです。

大戦の末期ごろですが、B-24、B-29、ワイルドキャット、DC-7 輸送機など色々解説していて実に濃い一冊でした。

それではまた今度。