兵器道楽

兵器に関する古い時代の本を読んでいます。

航空朝日2605年6月号(大型機について/ロッキード・コンステレーション/その他海外航空事情)を読む

(お断り:今回の更新は時局柄、短縮版となります)

戦時中の暮らしを後世に伝える「兵器生活」というサイトがある。その中に、終戦直後に作られたある写本のハナシが載っており、あまりにも気になってしまったので元の本(航空朝日S20年6月号)を取り寄せた。

http://www.warbirds.jp/heiki/180000.htm

特集「高高度機の装備」については、B29の性能は優秀な電気装備に担保されている点を旧型機と比較した解説であったのだ。大型航空機は製造国がもつ重工業力が問われ設計において悩まないようにするためには精神力を要するという話である。残りの「ドイツ軍の無条件降伏」「光芒」(戦死した朝日新聞航空部メンバーへの随筆)「新型輸送機コンステレーションの飛行記録」、そして海外ニュース欄より「英米の噴流推進機熱」、「過剰機の民間への引き渡し」が強烈であった。改めて 大戦末期にこれだけの海外事情がどのようにして日本に持ち込まれたか、実に不思議である。(スイスの日本大使館が集めていたのだろうか)

 

ちなみに裏表紙ネタだが、遊園地の宣伝が載っている傍に資源の節約を求めるメッセージがある。そういえばグンゼって下着メーカーだけど飛行機部品も作っていたんですね。

 

さて、写本の作者がドイツ軍の終焉とコンステレーション機に対してどのような感情を抱いていたかは読者の想像に任せる。

 

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追加情報:真偽は不明ですが「あやめ池科学広苑」は8月15日も営業をしていたらしいです.. 

つづく