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外商部員59号の日記

フライトシマーの備忘録。都市開発、シミュレーションゲーム、コスプレがすきです。

科学朝日 2604年8月1日号「戰車の電氣裝備」(電気戦車の登場)を読む

ガールズアンドパンツァーやWorld of Tanks、そして日本戦車が実装されたWarThunderに便乗し、太平洋戦争中の資料より戦車の諸設計について書かれた"科学朝日2604年8月号「戰車の電氣裝備」"を紹介する。なお詳しくは割愛するが「ガールズアンドパンツァー」とは、大洗町を舞台に女子高生が第二次大戦の戦車に乗って戦うをするスポ魂アニメであり、TVシリーズ、OVA、そして劇場版が公開されている。

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この本の当該記事は日本陸軍の中尉によって書かれたものであり、英米ソ独の誇る戦車の設計と今後の技術の在り方について触れている。記事にはき米"シャーマン将軍"、英"チャーチル"、ソ連"T三四"、ドイツ"虎" "フエルヂナント"など今日でもよく知られている戦車のイラストと内部図が載っている。戦車がより強大化していく一方で、搭載する電装品も重要な使命を帯びており、エンジンスターターから砲塔モーター、計器類、車内電話、通信機をはじめとして冷暖房やジャイロコンパス、スタビライザー(安定装置)等がすでに必須品であることを力説している。

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また、将来的には「ノクトヴィジョン」「ヴラウン管」「レーダー」を搭載することで昼夜を問わず高い戦闘力を発揮しうる車両が登場すると同時に、搭乗員は装置に対する知識取得も必要 という未来予測まで書いてあった。(そしてそれは現実となる)ちなみに彼いわくそういった将来の戦車は「電気戦車」とすら呼べるものであるらしい。

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なお、例にもよって「日本の戦車が他国より遅れている」や「日本が技術で負けてしまう」とはどこにも書いていないのは当局の意向を反映しているといえよう。別のページには、九州に墜落したB29の話が載っていたりするし、この本が世に出たころにはグアムで日本守備隊が玉砕したころでもある。

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こういった真面目な歴史的書籍を、好きな映画やゲームの布教ないし攻略ツールとして使える時局に感謝しなくてはならない・・・かもしれない。