兵器道楽

兵器に関する古い時代の本を読んでいます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

航空朝日 2604年11月1日号「ロケットの話」(秋水ネタもあるよ)を読む

ロケットといえば、現代の日本語では宇宙旅行をするための乗り物(アポロ宇宙船やソユーズ、またH2Aといった無人機も含む)や無誘導の砲兵器という風潮である。しかしながら、1940年代の意味では噴流推進で動く乗り物全般を指していたらしい。以下、ここに1944…

科学朝日 2604年8月1日号「戰車の電氣裝備」(電気戦車の登場)を読む

ガールズアンドパンツァーやWorld of Tanks、そして日本戦車が実装されたWarThunderに便乗し、太平洋戦争中の資料より戦車の諸設計について書かれた"科学朝日2604年8月号「戰車の電氣裝備」"を紹介する。なお詳しくは割愛するが「ガールズアンドパンツァー」…

航空朝日2605年6月号(大型機について/ロッキード・コンステレーション/その他海外航空事情)を読む

(お断り:今回の更新は時局柄、短縮版となります) 戦時中の暮らしを後世に伝える「兵器生活」というサイトがある。その中に、終戦直後に作られたある写本のハナシが載っており、あまりにも気になってしまったので元の本(航空朝日S20年6月号)を取り寄せた。 ht…

航空朝日 2605年4月号 "大型爆撃機必勝論" "噴流推進機関" "最近の海外航空事情" を読んで

投票の結果を鑑み、今回は"大型爆撃機必勝論"を中心に取り上げる。 さて、3月10日の東京大空襲により10万人を超す犠牲者が出たといわれるなかで書かれたのが本コラムである。(と思う) しかしながら、この記事は単に大型爆撃機の優勢をアッピールするだけでは…

航空朝日 2605年3月号 "B29設計の検討" "米空軍は何を爆撃するか" "最近の海外航空事情" を読む

投票の結果に鑑みて今回の調査はB29特集と致します。 というわけで航空朝日 昭和20年の三月号を引っ張り出してきた。 この表紙スタイルは1944年の3月から始まった白黒刷りのものである。以前は表紙が総天然色であったが、今回はどう考えても資源が欠乏してお…

航空朝日 2603年9月号 "最近の海外航空技術(1)"を読む

困ったときの航空朝日ネタ^q^ と、いうわけで神奈川県から紆余曲折を経て手元に来た雑誌を読んで見る。 表紙はP-40ウォーホーク。このころには「発展の余地が乏しい」という評価だったそうな。(後日への伏線です) 巻頭グラビアの新型機紹介。ロッキード・コ…

航空朝日 2604年7月号 -B24型爆撃機の取扱説明書- を読む

youtu.be ちょっと前の映画で「不屈の男 アンブロークン」というアメリカ兵捕虜を題材にした映画がありました。さて、先日入手した雑誌「航空朝日」に主人公が乗っていた戦略爆撃機B-24 リベレイターの説明書の邦訳が発掘されたので上げたいと思います。 B-2…

航空朝日 2603年5月号 -続 鹵獲敵機の研究- を読む / ボーイングB-17について

youtu.be 文明対決シミュレーションゲーム「シヴィライゼーション」の最新作が出るらしい。 小生のようにミーハーな人間にとっては、CiV=B-17のイメージが割とあるし、実家よりお楽しみコンテンツが届いたのでB-17のことが載っている例の本を取り上げ〼。(困…

新生ガンダムカードビルダーの話

ガンダムばんざ~い思考であったガキの頃、ハマっていたコンピューターゲームが、ガンダムカードビルダーと戦場の絆であった。まあ、F-16戦闘機やSu-27戦闘機、小田急線のアレもすきだったのだけど。 youtu.be という訳で某日新生カードビルダーを確かめるべ…

エースコンバット7について思うこと/ウソつきのススメ

エースコンバット7が出るらしい。 いやぁーーうれしいですね。 戦闘機を思いっきり飛ばせる快感、本当にあのシリーズは気持ちが良いですよね。 PS4が買いたくなってしまいますねヤバイやばい。外部視点で遊ぶとグラフィック改善の効果を大きくえることができ…

ねえ、「航空朝日」って知ってる? そうそう、飛行機の月刊誌なんだけどさ

20世紀は映像の世紀だったなんてNHKが言っているが、テレビもネットも無い時代における娯楽といえばやはり映画と雑誌だったのだろう。報道写真の威力は絶大なものであったと改めて考えさせられる機会を得た。 と、言うわけで今日は伝説の航空雑誌「航空朝日…